七尾湾に接した好展望のロケーションにある宿で、建物はともに8階建ての白鷺亭と汐見亭、4階建ての湯の華亭で構成されている。風呂は湯の華亭にあるが、男性用が1階、女性用は写真の吹き抜けの湯の前ロビーからエスカレーターで昇った2階という構造だ。館内はロビーをはじめ、和風情緒にあふれたしつらいで好感がもてる造りになっている。料金的にも和倉温泉の中では比較的リーズナブルで、さまざまな企画も用意されており、利用しやすい印象だ。
宿でもっとも力を入れたと思われるのが、女性用の真珠風呂。ゆるやかにカーブを描く天井いっぱいに、真珠貝とも呼ばれるアコヤ貝が貼りつめられているからだ。竜宮城を想像させるような不思議な空間が広がる。窓からは七尾湾の海が見えるのはもちろんだが、この窓からの光を受けて美しく輝くアコヤ貝が見事だ。外には熱交換装置を導入して加水をしない源泉100%の湯があふれる露天風呂が続いている。
フロント前を通りすぎ、正面のラウンジ「水彩」へと向かって行くと、右側に「汀通り」という石標が立っている。緋毛氈の縁台と赤い傘がなにやら京都の街角を想わせるしつらいだ。その前に小さな浮舞台「横笛」があり、琴が立てかけてある。実はここ、大女将が自慢の琴を演奏して客を送迎するステージ。琴の音が流れると、館内は一気に日本情緒あふれる雰囲気に包まれる。
1日90トンの湯を引いているので温泉が豊富です。そのピュアな温泉とお風呂や客室からの眺めを心ゆくまで楽しんでいただければと思います。「えん」でのお食事はお造り・珍味・焼きもの3品はチョイスできるので好評ですよ。(予約主任の大島まり子さん)
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