大浴場の名称が「ひとりじめの湯」。確かに露天風呂にとっぷりと浸かっていると、目の前には人工物がほとんど気にならず、御所湖や岩手山などの山々の眺めを独り占めした気分になってくる。大浴場は檜の湯と絹の湯に分かれ、チェックインから午前1時まで檜の湯が男性用で絹の湯が女性用。朝はその逆。絹の湯にある露天風呂のシルクバスは、ミクロサイズの泡を放出する装置がついていて、はじけた泡が音波を発生して体内の老廃物を取り除くなどの働きをするという。温泉との相乗効果が期待できるだろう。
バーやカラオケルームなど、充実したナイトライフが過ごせるホテル紫苑。なかでもクラブ「クレセント」の設備は立派だ。ステージを囲んで弧を描く客席が並び、収容数は約100席。小劇場のような雰囲気がただよう。客席と客席の間もゆったりとられていて、くつろぎ感も充分。ステージはせり上がる装置つきで、赤、青などカラフルな照明が降り注ぐ。外人歌手の歌謡ショーなどを見ながら、ゆっくり洋酒を傾けるのが似合う。もちろん日本酒や焼酎などもあり、20時から23時30分までOKだ。
広々したロビーは、客室数が約130のホテルを代表するのにふさわしい大きさだ。2階と3階を吹き抜けにした高い天井には開放感があり、ロビーの横いっぱいに広がるガラス窓からは明るく光が入り込む。もちろんその窓からの展望はワイド。御所湖や岩手山などの山並みを一望にする。チェックイン時に聞こえる自動ピアノの演奏は、ちょっとおしゃれ。ロビーにはコーヒーラウンジ「秋桜」が続いていて、カウンターでやはりワイドな眺めを楽しみながらコーヒーが飲める。
展望がよく、肌がすべすべになるお風呂。そして土地の味たっぷりの料理や、ロビーの開放感などがおすすめです。「追想」の花言葉を持つ紫苑菊がホテルの名の由来。御所湖の眺めやホテルの思い出を持って帰ってください。(フロント課の日野千恵子さん)
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