日本ライン下りや木曽川鵜飼などでも有名な地、犬山。エリア屈指の眺望を誇る絶好のロケーションに建つ宿は、山上の犬山城を背にし、西を見れば木曽川の対岸そして濃尾平野遠く、奥美濃の山々や鈴鹿連峰を見渡すことができる。信濃・深山を源泉とする木曽川の清流に旅の疲れを癒されながら、ゆっくりと浸かることのできる大浴場。そして80年の長い歴史を持つ料理旅館として存続してきた証の名物料理を、心ゆくまで味わってみたい。
客室の多くは広さ10畳と、他の宿と比べ抜きん出ている訳ではないが、窓を大きくとってあるため、広々とした感じが良い。川の流れに耳を傾ける静寂のひとときは、宿泊者にとって、まさに寛ぎの空間と表現するのがふさわしいだろう。夕暮れ時には夕焼けに美しく浮かぶ伊木山(通称・夕暮富士)も臨める。一方室内には、機能的なバス・トイレ、ミニバーつき冷蔵庫、衛星放送が見られるテレビも備わっており、近代的なセンスにあふれている
犬山温泉を源泉とする大浴場「白帝の湯」(6:00~9:30、11:30~24:00)は、日本最古の天守閣「犬山城」にちなんでそう名付けられたそうだ。量は豊富で弱アルカリ性単純質の湯は、冷え性・リュウマチ・慢性消化器病などにも効果がある。浴槽から洗い場まで全てに自然石を使った浴場には、気泡風呂も併設されているので、川の景色を眺めながら、のんびりとリラックスできそう。婦人用脱衣室に独立型の化粧ブースがあるのもうれしい。
受け継がれた伝統をいまに伝える料理の数々は、宿泊客の多くに定評がある。提供されるのは和風会席で、季節に合わせて旬の素材を厳選している。飛騨牛や伊勢海老などの豊富な幸が、量と質のバランスがほどよい上品な味わいに仕上げられ、地元の美酒やワインとよく合う。初夏から秋にかけては、好評のアユ料理の出番だ。また食材や料理だけでなく、それらを盛り付ける器にも、宿ならではのこだわりが感じられる。調理人のさりげない“もてなしの心”こそがこの宿の魅力のようだ。
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