天城温泉郷・吉奈地区は、善名寺の門前町と湯治の場として古くから栄え、江戸時代のピークには24軒の湯宿があったとか。 かつて徳川家康の側室であったお万の方が逗留したという「さか屋」も、古い歴史を持つ宿である。お万の方の逗留により、その後の紀伊家と水戸家の初代を授かったことから、ここの湯は子宝の湯と称されている。
さか屋にはいくつかの湯殿があるが、人気がもっとも高いのは貸切露天風呂の「酒樽の湯」。一人まるい湯舟に身を浸し、目前の自然の緑に目をやれば、身も心もくつろげる。ほかにも、大浴場の「お万さん風呂」「太郎さん風呂」、露天風呂の「白藤の湯」「オリオン座風呂」などがあるが、いずれも肌がつるつるになる良質の湯である。
さか屋には縁あって芸術家の岡本太郎氏が年に2度程、何十年にもわたって泊まりにきていたという。館内のあちらこちらには彼の作品があり、大浴場「太郎さん風呂」も、彼がデザインしたもの。さらに岡本太郎ギャラリーもあり、「さか屋」との縁の深さを感じさせる。
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