白骨温泉の山の斜面に立つ4階建ての宿で、リゾートホテル風の雰囲気が漂う。建物はその違いがほとんどわからないように連結された瑞雲亭と飛翔亭の2棟と浴場棟とで構成。客室は2~4階に計53室あり、瑞雲亭が10畳、飛翔亭が12.5畳中心で、ゆったりとした間取りになっている。パブリックスペースも充実していて大小の宴会場、小上がりの食事処、椅子席のダイニングルームのほか、ラウンジ、カラオケルーム、各種のエステメニューが用意されたリラクゼーションルームなどがある。
食事は特別室の特別プランを除き、すべて食事処に用意される。中庭の枯山水「かすみの庭」を取り囲む形で小上がりの掘りごたつ式の食事処「四季」、椅子席のダイニングルーム「信濃」、中宴会場「雪月花」があり、個人客はここで庭を観賞しながら会席料理を楽しむという趣向だ。その「かすみの庭」は台杉をバックにした白砂の中央に高桐院形燈籠、白骨温泉の自然石を置き、その周りを霞の苔模様をあしらった枯山水で、京都の名工・西村金造氏の造園という。
源泉は2種類あり、1本を大浴場に、もう1本を展望露天風呂に使用している。温泉分析書を見ると泉質はわずかに異なるが、見た目はわからない。湧出時は澄明だが、時間がたつにつれて白くなる白骨温泉らしい温泉である。男女とも飲泉処が設けられた大浴場はほとんど同じ長方形で、外には一段低い位置に展望サウナとパノラマ露天風呂、水風呂がある。高台にあるパノラマ露天風呂からの景色がすばらしく、四季折々に移ろう山々を眺めながら浸かる風呂は格別だ。
当館は比較的余裕のある造りにしておりますので、ゆったりとした気分でお過ごしいただけると思います。特に四季それぞれに美しい枯山水の庭を眺めながらのお食事とお風呂で、ゆっくりおくつろぎいただければと願っております。(女将の齋藤ゆづるさん)
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