正面入口は陰影の美しい千本格子の引き戸。内部には照明を落として落ち着きある雰囲気を作り出したロビーとラウンジが広がっている。平成12年に改装した和モダンの造りは、このロビー回りが特徴的だ。太い柱や壁面は板張りにしてやわらかな印象をもたせ、色は木肌に似せたブラウン系。格天井のラウンジからは重厚さと豪快さが感じられる。宿泊客はフロントでチェックインするとき、すでに外と違った空間に入ったと思うだろう。
食事は夕・朝食とも2階食事処の「つどい」でとる。10品ほどの料理が並ぶ、季節感豊かな和食会席だ。長野県産の食材を多く使い、マスと鮭の掛けあわせである信州サーモンは、お造りのほか焼物でも食べる。写真の信州サーモンの焼物は、調味した洋風ソースを塩焼にかけたものと、切り身を唐揚にした2種類の味が楽しめるオリジナル品。ほかにも季節の野菜炊き合わせなど、素材の味を生かした調理が光る。
浴室は1階のくつろぎと4階のやすらぎ、それに無料貸切展望風呂の3ヶ所があり、浴槽は合計6種類。それぞれに入浴感が違い、くつろぎとやすらぎは深夜に男女が入れ替わるから、1泊ですべての浴槽に入れることになる。くつろぎの内湯に2つの浴槽があるのは、かつて男性用と女性用だったものを1つの浴室にしたからだ。写真のやすらぎの内湯は、浴槽の縁に滑りにくい伊豆石を使い、ひのきの壁と天井の感じがいい。
旅館名に「帰郷亭」とあるように、故郷に帰ってきた気持ちでくつろいでください。「やすらぎ」「くつろぎ」「和み」がコンセプトです。手をかけた料理と、たくさんの風呂も楽しんでください。(社長の宇留賀靖久さん)
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