宿泊棟とは別棟になった大浴場は、東館の4階から長い空中廊下を渡っていく。大浴場は男女の造りがほとんど左右対称で、規模はすべてが大きい。その大きさをもっとも実感できるのは内湯で、松本地方に多い本棟造りを模した建物は、天井までの高さがざっと6~7メートル。100人も同時に入れるのではないかという広さだ。浴槽は2つ。湯温40.5度のぬるめの湯と42.5度の熱めの湯に分かれる。夜は24時まで、朝は5時から入れる。
通常メニューの和食会席膳はほぼ季節ごとに献立が変わり、10品ほどの料理が並ぶ。長野県産の食材も多く、秋の献立である信州きのこ鍋は、信州牛と県内産のきのこを鍋仕立てにしたもの。ほかに黒部渓谷で育てた信州黒部サーモンは、川魚特有のにおいも少なく「おいしかった」との評判が高い。「リンゴ釜のグラタン」のように信州らしい創作料理もある。手をかけた料理らしい味のよさが感じられる会席膳といえる。
ホテル翔峰のロビーは中央館の3階。屋上庭園はロビーと奥へ続く廊下の外に広がっている。スイセン、チューリップ、ツツジなど、季節ごとに花をつけるたくさんの草花や花木、そしてトウヒ、コニファーといった針葉樹もある。ホテルが高台に建つため、庭園からの眺めはもちろんいい。松本市街を見下ろし、その奥に北アルプスの山並みが続く。朝の6時30分から夜9時までは庭園へ出られるので、花と風景を見ながらの散策が楽しい。
お好みに応じた和室と洋室があり、ロビーやお風呂などパブリックスペースも広いので、ゆっくりとおくつろぎ下さい。手をかけた料理は見た目も美しく、きっとご満足いただけるでしょう。(案内係の山田沙織さん)
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