湯河原温泉のもっとも奥深いあたり。自然に囲まれた静けさの中にたたずむ日本家屋が《海石榴》。ともすれば聞こえるのは川の音だけといった静かな夜もあり、都会の喧騒を離れてゆったりとした時間をすごすには最高。
《海石榴》は椿の漢名。 日本古来の植物 椿が、万葉の時代に中国に渡った際、まるで石榴のようだといわれ、海から来た石榴《海石榴》と名づけられたそう。部屋はすべて《山茶》《海榴》など椿の別名がつけられ。館内のいたるところに椿のモチーフが飾られている。
薄暗い廊下にぼうっと灯る明かり。しんとした山の中の湯は、肌に感じる空気の感触まで街中とは違っている。天然の清流と深緑、温泉の持つ力が疲れをとり、気の充電をしてくれることうけあい。
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