今もいにしえの町並と風情が残る城下町に湧く温泉。小京都らしい情緒を醸す入浴施設「乙女の湯」が好評で観光客の立ち寄りも多い。広く知られる出石皿そばは、ぜひ味わってみたい名物。
出石温泉館乙女の湯へ行ってきました。看板をたどっていくと、出石の高台に建つ、こじんまりしたきれいな民家風の建物が見えてきました。温泉は、黒湯と紅湯があり、週替わりになっています。この日は紅湯に入りました。内部は天井から壁まで木造で落ち着きます。広い和風庭園には東屋のある露天の岩風呂もあり、裏山や庭の四季折々の自然の景観を楽しみながらゆったり入れます。お湯は結構熱めですが、なめらかで、ツルスベ感のある優しい感触です。 湯上がりには、リラックススペースや石庭を臨む畳敷、中庭(冬は寒いかも)で休憩できます。5月に行ったのですが、玄関前の皐月(さつき)が満開になっていてきれいでした。この泉質で入湯料は400円と銭湯並みのかなり安めの設定。近所にこんな温泉がある出石の人は幸せですよね。どうりで地元っぽいお客さんが多いはずです。