平成16年に「はぎ温泉」が掘削されたのをきっかけに、八つの温泉地をまとめて「萩温泉郷」と名付けた。ノスタルジックな町で、幕末に多くの志士が駆け抜けた歴史を今に伝える宿なども多い。
住所 | 山口県萩市椿東ほか |
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交通 | JR山陰本線東萩駅からまぁーるバス東回りで14分、萩本陣温泉入口下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 萩市観光課 |
お湯の泉質 | その他(含弱放射能-カルシウム・ナトリウム-塩化物泉ほか) |
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源泉の数 | 8 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭(無臭ほか) |
源泉の飲泉 | できません(ほのかな塩味、[萩本陣温泉]のみ可) |
源泉のpH値 | 弱アルカリ性 |
源泉の温度 | 18.2~36度 |
「海(出来れば日本海)を眺めながら客室露天でゆったりしたいなあ~」かつ西山陰地方に行きたいと思い前々から目に付けていたのが、長州藩のお膝元の萩にあるホテル「萩一輪」です。やっと行ける機会ができ行って来ました。 予約した部屋は「さざんか」という和洋室の比較的高目のお部屋。入ってみると1間ではあるが、横に結構広い部屋だ。板の間リビング(座椅子に座る)にツインベッドで和洋折衷って感じで面白い。そしてここの宿の名物、全13部屋に備わる客室露天はバルコニー上にある。あまり私の好みでない陶器風呂ではあるが、目の前には菊が浜と麓に萩城を抱える指月山を一望でき凄い別荘気分!湯舟の横には何と壁掛けテレビまで備わる。「風呂に浸かりながらテレビを見たいと言うお客さんの要望に答えました」との事。お湯は冷鉱泉で泉温は10数℃しかないため、湯舟横のボイラーで沸かす仕組み。何も知らないと水道水の沸かし湯みたいに思われそうなのが、惜しいところだ。しかし湯舟に浸かりながらの眺めはまさに至福の時間!このまま時間が止まってくれればと思ってしまう!また同じバルコニー上に木製のテーブル・チェアもあり、ここで湯上りの涼みもできてGoodです!(これが無い部屋が大半です) 大浴場は3つあり男女交代制ゆえ全ての湯舟に入れる。「海風」「月見の湯」「夢見の湯」とあり、かろうじて海が見えるのは岩風呂半露天のある「海風」のみ。残りの2箇所は屋根付き半露天に陶器風呂や檜風呂で目の前に壁が立ちはだかり、ビューは全くなし。この辺が惜しい。一応全ての湯舟を制覇しました!温泉が導入されるまでは水道水か地下水の沸かし湯だったのでしょうが(平成になってから温泉導入)、よくこれだけの大浴場を造ったよなあと関心しました。 食事は夕食のみ部屋食で、最近どこへ泊ってもそうだが食べきれない位の量が次々運ばれてくる。「見蘭牛」がおいしかった! 和洋室と言う部屋の造りのせいか、旅館に泊っていると言うよりは、知人宅か貸し別荘にでもいる気分でチェックアウトの時刻になっても、このままここに居たいと思ってしまいました(毎度のこと)。決してお高い宿ではないし、気軽に泊れるなかなかの旅館でした。