松島海岸（宮城県）

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松島のシンボルで見る絶景

松島湾に浮かぶ小さな堂五大堂

小さな島に立つ五大堂は松島のシンボルで、国の重要文化財に指定されている。大同2年（807）、坂上田村麻呂が毘沙門天を建立したのが始まり。田村麻呂は、この場所からの海の眺めに魅了され、堂を建てる決心をしたといわれる。後に慈覚大師が延福寺（後の瑞巌寺）を開基した際、大聖不明動像を中心に、降三世、軍茶利、大威徳、金剛夜叉の五大明王像を安置したことから「五大堂」と呼ばれるようになった。

現在の建物は、慶長9年（1604）に伊達政宗が瑞巌寺再興に先立って再建したもの。東北地方では最古の桃山建築といわれている。三間四方、単層宝形造の堂で、屋根下には十二支が飾られている。もうひとつの見どころは、橋げたの間が空いた透橋。橋の上から下の海が見える造りで、「足元を見つめて気を引き締める」ためだそう。

慈覚大師が五大明王像を安置したところ、坂上田村麻呂が祭った毘沙門天が光を発して沖合の小島に飛び去り、その島が「毘沙門島」と呼ばれるようになったという伝説も残る。

五大堂

電話:022-354-2023(瑞巌寺)
営業時間:8時～日没
定休日:なし
入場料:無料
アクセス:JR仙石線松島海岸駅から徒歩7分
駐車場:なし
住所:宮城県宮城郡松島町松島町内111

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編集部チェック！

五大堂に架かる透橋は、縁結びの橋といわれている。五大明王像は5代藩主吉村が享保16年（1731）に500年ぶりに開帳して以来、33年に一度開帳されるようになった。2006年に開帳されたので、次回は2039年ということになる。

豊かな自然と史跡が残る福浦島

松島湾の東に浮かぶ6haほどの小さな無人島。陸と島を結ぶのは、全長252mもの朱塗りの福浦橋だ。福浦島は県立自然植物公園となっていて、アカマツやスギ、モミなど約250種におよぶ草木が生い茂っている。遊歩道が整備されているので、自然観察をしながらの散策も楽しめる。貝塚や史跡などの歴史を感じられるスポットや、茶店なども点在している。

福浦島

電話:022-354-5708(松島町産業観光課)
営業時間:8時～17時(11～3月は～16時30分)
定休日:なし
渡橋料:高校生以上200円、小・中学生100円
アクセス:JR仙石線松島海岸駅から徒歩10分
駐車場:5台(無料)
住所:宮城県宮城郡松島町松島福浦島

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美しい音色が聞こえる松島オルゴール博物館

ベルギー国立博物館から譲り受けた約130点のオルゴールを展示。2階展示室では古くにヨーロッパやアメリカで作られたオルゴール、蓄音機などが見られるほか、巨大オルゴール（自動演奏オーケストラ）の演奏を聞くことができる。なかでも圧巻は、世界最大級のコンサートオルガン「ベルベック」。高さ7m、幅9mの大きさで、619本の木管などが奏でるハーモニーは素晴らしい。

松島オルゴール博物館

電話:022-353-3600
営業時間:9時～17時30分(11～3月は～17時)
定休日:なし
入場料:高校生以上1000円、中学生700円、小学生500円、小学生未満無料
アクセス:JR仙石線松島海岸駅から徒歩10分
駐車場:100台(無料)
住所:宮城県宮城郡松島町松島普賢堂33-3

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個室（要予約）もあるが、松島湾を一望できるテーブル席がおすすめ。記念日などに利用する人も多いそうだ。

景色もごちそうのひとつれすとらん海音

岬に立つ一軒宿「松島佐勘　松庵」内のレストラン。郊外に位置するだけあって、街の喧騒から離れて食事を楽しむことができる。旬の魚介類や野菜などを生かした料理は、いずれも趣向を凝らしたもの。おすすめの四季御膳（3675円）は、ホッキ貝の炭火焼きや季節の炊き込みごはんなどが付いた贅沢なコース。そのほか、6種類のデザートなどが味わえる、平日女性限定10食のひな膳（1890円）も人気が高い。

れすとらん海音