日本三大古湯のひとつ道後温泉は、夏目漱石の『坊ちゃん』に登場するなど文学との関わりも深い。そんな由緒ある温泉街にリーズナブルな料金で泊まれるのが、「道後温泉をカジュアルに楽しむ」という新しいコンセプトを打ち出している『ホテル椿館 別館』だ。ホテル正面には足湯が設けられ、袴を身に付け『坊ちゃん』に登場するマドンナに扮したスタッフが温かく出迎えてくれる。朝食・夕食ともメニュー豊富なバイキング形式なのも人気の秘密だ。
落ち着いた佇まいの和室が中心となっており、日頃の疲れを忘れてゆったりとくつろげる。各階には洋室もあるので、「ベッドでなければ眠れない」という人でも気軽に泊まって温泉気分を満喫できる。歴史ある温泉街の街並みを眺めているだけでも、日常とは違う気分に浸りリフレッシュできるだろう。団体で宴会を希望する場合は宴会場を利用できる。その名も、「維新の間」「漱石の間」「子規の間」。こんなところにもホテルのこだわりが伺える。
清潔感あふれる男女別の大浴場には、それぞれ広々とした露天風呂が付いている。日本庭園を眺め開放感に浸りながらの入浴は格別だ。朝は爽やかな空気と木々の香りを楽しみ、夜にはまたたく星空を眺め、季節の移り変わりを感じながら身も心も癒される。お湯はアルカリ性の単純泉質で疲労回復や肩こりに効能がある。ホテル正面には足湯もあり、温泉街の散策の後に足の疲れを癒したり、チェックアウト後に利用することも可能だ。
夕食は和洋中バイキング、朝食は和洋バイキングとなっている。これは、「豊富なメニューの中から、好きな物を好きなだけ楽しんでほしい」という考えからだ。食事処となっているレストラン「花椿」はホテルには珍しいオープンキッチン・スタイル。お寿司やステーキを目の前で作るコーナーもあり人気だ。新鮮なバイキングメニューは常時30種類以上用意されており、デザート類も充実。特別メニューとして「サザエの壺焼き」なども頼める。
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