日本最古ともいえる有馬温泉で、永年にわたり旅人の疲れを癒してきたおもてなしのこころは、ここ兵衛向陽閣に今も脈々と受け継がれてきている。六甲山の北麓、有馬温泉の高台に建つこの老舗旅館に、かつて太閤秀吉は兵を休ませる場所として「兵衛」の名を授けたと伝わる。館内は和を基調とした落ち着いた雰囲気で、ギャラリーや写真館などもある。屋上庭園の隣にあるグリーンテラスでは、裏六甲の景色と「金色」の足湯に、話も弾む。
有馬の高台にある北館客室からは、有馬温泉の町並みが眼下に広がる。また遠くは丹波篠山まで続く雄大な山並みを一望できる。この開放的な風景を存分にたのしめるよう、部屋の窓には一枚の大きなガラスをメインとして使っており、可能な限り視界に区切りをもうけないよう配慮されている。また、床の間には、四季折々の生け花が飾られ、旅の疲れをふっとやわらげてくれる。
有馬温泉は、鉄分と海水の数倍の塩分を含んでおり、湧き出た瞬間は無色透明、その後空気と触れることによって酸化して独特の鉄さび色を帯び、まさに「金泉」となる。兵衛向陽閣は有馬温泉の中でも、お風呂の広さ、豪華さは群を抜く。和風の「一の湯」、洋風の「二の湯」、湯治場風の「三の湯」と、3つの異なるタイプの大浴場を備え、それぞれに露天風呂と内湯があり、お湯を存分に堪能できる。
やわらかくしっかりとした味わいの神戸牛や、明石蛸、明石鯛などの新鮮な瀬戸内海の海の幸。地元北摂丹波の採れたて野菜をふんだんに取り入れ、研鑽を重ねた職人が、食材の最高の旨みを引き出す。食事処は、創作会席とバイキング(又はワゴンサービス)形式のデザートが人気のメインダイニング「蘭」、掘りごたつ式の和風炭火焼きダイニング「あじさい」のほか、部屋食にも対応可能となっている。
※本サービスは宿泊情報の比較サービスです。掲載の情報内容でのサービス提供を保証するものではありません。サービスの仕様上、リンク先の各予約サイトの掲載内容(プラン内容、料金、空室情報、施設情報等)と一致しない場合があります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。
※宿泊プランにより対応できるサービス範囲やご利用いただける設備等が異なることがあります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。