伊吹山ドライブウェイや長浜城で知られる羽柴秀吉ゆかりの地、長浜。豊水をたたえた琵琶湖や日本百名山に数えられる伊吹山を望む風光明媚な宿は、静寂な湖畔にありながら、米原駅へ車で15分、最寄りの長浜駅へは徒歩10分というアクセスの良さも光る。ガーデンプール、テニスやゴルフ、リラクゼーションなどのアクティビティを楽しむことができ、周辺には黒壁スクェアなど観光名所も点在する。快適でアクティブなホテルステイを望む人におすすめの宿だ。
366室を完備したホテルの客室は、和洋室を含む279室が洋室仕様となっている。広さ36平方メートルで、セミダブルベットを使用しているため広々とした印象で、とてもリラックスできそう。ほかに畳の間がついたファミリールームや、和室とゆったり座れる応接セットが装備されたスイートルームも。また注目なのは「備長炭いやしのルーム洋室/和室」だ。部屋の壁にインテリアのようにかけられた備長炭に、宿泊者へのちょっとした心づかいがうかがえる。
手足を伸ばして開放的に湯船を楽しみたいなら大浴場も良いが、庭園風にしつらえた露天温泉岩風呂、長浜太閤温泉(5:00~10:00、15:00~1:00)がおすすめだ。湯は空気に触れると、次第に無色から錆色へと変化していく特徴がある。無臭だが色は褐色で、貧血や神経痛、婦人病などに効果があると言われている。庭先の風情が感じられる岩づくりの露天風呂で、疲労回復にも効くという湯にゆったりと浸かりながら、木々の緑やそよぐ風を肌で感じてみたい。
ホテルでは琵琶湖の育む鮎や鱒、冬場の味覚鴨など、湖国特有の食文化で魅せる一品をはじめ、滋賀県特産の近江牛を使ったステーキやすき焼き風鍋などの味わい深いメニューを織り交ぜ、四季折々に多彩な料理を提供している。湖北の珍味や郷土料理を食べやすくアレンジした料理を、存分に味わうのも良いだろう。館内には和食・フレンチ・中国料理など8ヵ所の食事処が揃い、居酒屋「舞湖」では地元の食材を好みのスタイルで堪能できるのがうれしい。
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