チェックインした宿泊者は、客室へ案内される前に、ロビーで抹茶が振る舞われる。お茶菓子は、昔懐かしいコンペイトウ。緑の庭園を眺めながら、それらをゆっくりと味わってから客室に入る。この一連の流れによって心が満たされたように感じると同時に、日常を離れた旅の世界へ足を踏み入れたことを実感。旅心をくすぐる心憎い演出だ。
ロビーの片隅にずらりと並ぶのは、カラフルで艶やかな浴衣。常時20種類以上が用意され、宿泊者は好みの柄を選んで着ることができる(一着500円)。館内はもちろん、温泉街や湖畔を散策する時にも着て歩こう。浴衣を着るだけで、温泉を楽しむ気分がぐんと高まるはずだ。
玄関やロビー、廊下などの要所には、華道家でもある女将の手による生け花が飾られ、館内に彩りを添えている。また、珍しい絵画や貴重な書なども随所に見られる。宿はアットホームな雰囲気づくりを意識しており、花の活け方から調度品、備品の揃え方やサービスにいたるまで、あらゆるものから人の温もりや安心感を得てもらえるよう工夫や努力を重ねている。
「家族の歴史を作る宿」として長く続けてきました。今も家族の記念日や節目に必ずお泊まりになる常連さんがたくさんいらっしゃいます。「また泊まりたい」と思っていただける人が増えるよう、これからも頑張ってまいります。(女将の金原淑恵さん)
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