トロッコ電車で知られる黒部峡谷の断崖に建ち、黒部川の豊かな流れを眼下に望む本格和風旅館。広々とした館内で訪れる客を待っているのは、充実した入浴の場と美味しい料理の数々。湯と食の質の高いもてなしが満喫できる名宿だ。数多くの美術品を展観するのも、ここならではの楽しみ。池田満寿夫氏の版画や、大相撲の立行司木村庄之助氏の書など、40点近くの美術品が1階から3階のフロアに飾られ、美術館を散策する気分を館内で味わえる。
ゆっくりとくつろぐことのできる和室の部屋には峡谷の澄んだ空気が満ちていて、豊かな自然の中で過ごす心地よいひとときを、思い切り愉しむことができる。旅の疲れを癒してくれるのは、「トロッコ紀行」という名のお菓子。もっちりとした食感の生地に小倉あんがはさまれ、甘さは控え目。ゆったりとした部屋でお菓子をいただきながらお茶を味わっていると、日常から離れたゆるやかな時間が流れていくのが感じられる。
宇奈月温泉の湯は潤いのある肌へ導いてくれると評判。この宿では大浴場と露天風呂で、美肌効果が期待できる湯を存分に愉しめる。まずは、男女合わせて約330畳と温泉街随一の広さを誇る大浴場「大黒部」。一つの湯船で三段階の湯温が楽しめる。仕切りがないので、はじめは温度高めの場所で、次にぬるめの場所に移ってじっくり美肌を養うなど、気分や目的に合わせて入浴できる。「天空露天風呂」は峡谷に突き出した構造で、自然の樹々に包まれ開放感満点だ。
食へのこだわりもこの宿の特長の一つ。大野屋迎賓館や日本料理「十方」などで腕を磨いた若手料理人、若松孝弘が和食調理長として腕を振るう。また今年4月には「社内料理人コンテスト」も実施。美食の道を追求する料理人たちが、山海の幸を食材に精魂をこめた会席料理はたとえようのない美味しさ。地元食材であるキトキトの活あわびを丸ごと焼き上げた贅沢なバターステーキや、黒部川の岩魚をこんがり塩焼きにして日本酒を注いだ骨酒もぜひオーダーしたい。
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