二五〇年前の、江戸時代の庄屋屋敷を今に伝える高志の宿 高島屋。古事記によるこの付近の古い地名、高志(越)にちなんで名付けられている。フロントからまず通される「よろぶちの間」は、現代から非日常の世界へ、まるでタイムスリップしたかのよう。囲炉裏には炭火が燃え、自在鍵に下がる鉄びんからの松風の調べが心落ち着かせる。太く取られた柱や梁、アンティークの時計、「霊雁の湯」伝説の絵画など、その雰囲気に気持ちが昂ぶってくる。
アンティークな囲炉裏端に落ち着いたら、まずお茶とともに供されるのが「こびり」というもの。「こびり」とは、おやつの総称のようなもので、宿からの温かな歓迎のもてなしの気持ち。ウェルカム・ドリンクに通じるものだ。時期により変わるが、「芋ようかん」「フロフキ大根」「ヨモギ餅」「ところてん」などをいただくことができる。宿に着いて「ほっ」と一息ついたとき、やさしい心くばりに出会って、思わず笑みがこぼれてしまう。
ここはまさしく異空間。江戸時代から流れる時間がそのまま残る、非日常の世界です。日々の現実の世界からしばし離れて、独特の空気を感じながら、この空間を心ゆくまで楽しんでいただきたいですね。(女将 高島百人子さん)
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