あつみ温泉の名宿の代表格といわれる和風旅館。屈指の名園といわれる日本庭園を囲いこむように、6階建ての東館「新館」、4階建ての西館、6階建ての南館、そして回廊の先に木造平屋の離れ環翠荘が並び建つ。外観からは想像できないが、風格ある玄関からロビーに立つと、ラウンジの窓から緑豊かな庭園がのぞき、その美しさに息を飲む。客室は全部で78室、ツインルーム3室以外はすべて落ち着いた造りの和室で、日本旅館の伝統美を継承している。
この宿に潤いを与えているのは、なんといっても日本庭園の見事さだろう。東館「新館」と浴場棟の建設に伴い、以前とくらべるとやや狭くなったが、それでも名園の輝きは失っていない。松をはじめ数多くの植栽があるが、緑が濃いのは迫る山肌を借景にしていることも大きい。色とりどりの錦鯉が泳ぐ池では、夏には睡蓮の花が美しい。回遊はできないが、池のほとりにはベンチが置かれ、静かな観賞のひとときを楽しむことができる。館内の階上から見下ろす庭園も美しい。
客室でゆっくりと味わえる料理にも定評がある。日本海の海の幸、温海や庄内の山川の幸、ときには郷土料理も加わる旬の食材を駆使した繊細な作りたての料理が、タイミングを計って次々に運ばれてくる。グループ客は個室食事処の「花籠」、団体客には大中宴会場が用意されているが、この料理を目当ての個人客が多いのもこの宿の特徴のようだ。ちなみに、夜食がほしい人には南館1階に地酒・そば処「やまぼうし」もある。
花のある季節の庭園は美しいですが、冬の庭園の風情も格別です。掘りごたつのある部屋は78室のうち55室もあり、ゆっくりとくつろいでいただけると思います。二度目にお越しいただくときは、ぜひ離れの部屋にも泊まっていただきたいですね。(専務取締役の佐藤鉄平さん)
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