蔵王温泉(宮城)
チェックアウト後を楽しむ
スケールの大きな高原を遊ぶ
7分間の空中散歩を楽しみ蔵王高原を散策する
冬には銀世界が広がり見事な樹氷が出現するかたわら、色とりどりのスキーウェアに身を包んだスキーヤーたちが闊歩する蔵王は、春から秋にかけてはミズバショウやチングルマ、コマクサなどの高山植物、点在する湖沼など大自然散策が楽しめる名所でもある。
特におススメなのが、蔵王中央ロープウェイで空中散歩を楽しみ、中央高原を散策する(蔵王中央ロープウェイ→紅葉峠→パラダイス十字路→片貝沼→うつぼ沼→三郎岳→五郎岳→ドッコ沼→蔵王スカイケーブル中央高原駅)約2時間のコース。蔵王温泉街をはるか眼下に、一気に鳥兜駅まで上る爽快感。鳥兜山山頂の展望台では、天気がよければ遠く月山や鳥海山まで眺めることが出来る。
蔵王中央高原はアップダウンがほとんどなく、初心者でも歩けるので一般向き。ブナの原生林が広がり、美しい山の湖沼が訪れる人をやさしく迎えてくれる。
歩くのに自信がない人は、ロープウェイ鳥兜駅からドッコ沼へ20〜30分の高原散策を。なだらかな坂を下りていくだけなので、時間がない人にも。神秘的なドッコ沼は新緑も紅葉も見ごたえ十分。蔵王中央ロープウェイと蔵王スカイケーブルを片道ずつ乗車できるスカイハイク乗車券(1200円)が便利。
また本格的にトレッキングをするなら、山岳インストラクターのガイドでトレッキングするツァーや、コマクサを鑑賞するコマクサトレッキングもある(7〜8月、約7km、6時間)。問い合わせは蔵王温泉観光協会へ。
蔵王中央ロープウェイ
- 電話:023-694-9168
- 運転時間:8時30分〜17時
- 運休日:無休(春・秋期間運休有り)
- 料金:往復1200円
- アクセス:蔵王温泉バスターミナルから徒歩5分
- 駐車場:200台
- 住所:山形県山形市蔵王温泉940-1
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蔵王温泉の温泉街近くにも、散策にもってこいの場所がいくつかある。中でも周囲1.2km、最大水深6.8mの「鴫の谷地沼」は雑木林に囲まれた沼を一周できる遊歩道が整備され、気持ちいい散策が期待できる。
5月〜6月には水芭蕉の群生、夏は途中にある横倉瀧の水辺が楽しそうな音を奏でている。秋には澄んだ水面に紅葉の錦が美しく映え、どんぐりや木の実の落ちる音が静けさを破ってこだましている。
湯舟の底から温泉が湧き出る外湯を楽しむ
蔵王には昔ながらの外湯が3か所揃う。温泉街(高湯通り)にある上湯と下湯、通り1本隔てた一度川沿いにある川原湯。それぞれ100m以内にあり、泉質が微妙に異なるので、入り比べてみるのも楽しい。川沿いにある川原湯は、すのこになった湯舟の底から温泉が湧くユニークさが人気。このほか、蔵王温泉の旅館35軒の中から3か所のお風呂が楽しめる「湯めぐりこけし」(1260円/蔵王観光案内所で購入)がお得。こけしの絵入れ体験(200円)もできる。
川原湯共同浴場
- 電話:023-694-9328(蔵王温泉観光協会)
- 営業時間:6時〜22時
- 定休日:無休
- 入浴料:200円
- アクセス:蔵王温泉バスターミナルから徒歩8分
- 駐車場:なし
- 住所:山形県山形市蔵王温泉
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蔵王温泉で最初にジンギスカンを始めた老舗店
蔵王が発祥の地といわれるジンギスカンを最初に始めた“松しまや”では、もともと食べられていたマトンにこだわった老舗店。少し甘めのタレは、しょう油をベースにりんごやみかんなどの果物を加え、1年以上寝かせた秘伝のもの。
「今、マトンを扱っているのはうちくらいでしょう。昔はラム肉なんてはやらなかったですから」という三代目のご主人が打つ蕎麦も、香りと喉ごしのよさが人気。蕎麦のほかに丼物などメニュー豊富。
松しまや
- 電話:023-694-9047
- 営業時間:11時〜20時30分
- 定休日:水曜日(冬期は無休)
- 料金:ジンギスカン定食 1500円から、ジンギスカン(1人前)、ラム1200円、マトン 1000円、ざるそば 600円
- アクセス:蔵王温泉バスターミナルより高湯通り徒歩4分
- 駐車場:4台
- 住所:山形県山形市蔵王温泉33
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ここでしか手に入らないオリジナル土産が揃う
あらゆる蔵王土産が揃う“まるしち”では、ここでしか手に入らないオリジナル商品も顔を揃える。代表格が“自家製さくらんぼジャム”。どの品種がいいか試行錯誤をくりかえし、山形産の「ナポレオン」にたどりついた逸品。「佐藤錦は皮が柔らかすぎて、ジャムには不向きでした」。毎年このジャムができるのを楽しみしているファンも多い。さらにさくらんぼ石鹸やらふらんす石鹸に加え、12月からは湯花石鹸も新しくお目見えする。
蔵王おみやげセンターまるしち
- 電話:023-694-9502
- 営業時間:8時〜21時(冬期は22時)
- 定休日:水曜日
- 料金:自家製さくらんぼジャム 大(300g)945円、小(150g)630円、湯の花 10ヶ入り525円、20ヶ入り1050円さくらんぼ石鹸・らふらんす石鹸735円、湯花石鹸840円、「蔵王の美人(ひと)」長井酒造 720ml 1650円
- アクセス:蔵王温泉バスターミナルから徒歩3分
- 駐車場:10台
- 住所:山形県山形市蔵王温泉955-9
モデルコース例
- 蔵王中央ロープウェイ
- 徒歩 6分
- 川原湯
- 徒歩 1分
- 松しまや
- 徒歩 3分
- 蔵王おみやげセンターまるしち
※2008年8月現在の情報です。掲載情報は変更される場合があります。
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