400年前に開湯した歴史あるいで湯。自噴する白濁の硫黄泉は、アトピーや胃腸病、糖尿病など幅広い効能を持ち、薬効成分の高い湯として知られる。露天風呂自慢の宿も多い。
東北自動車道の福島西ICより約30分、磐梯吾妻スカイラインの入り口のちょっと手前にある温泉。福島市よりアクセスが容易で、それでいて温泉にきたという雰囲気を強く感じさせます。街並みは温泉街とは違う雰囲気、でもどことなく匂ってくる硫黄臭が、やはり温泉だと感じさせます。そして、宿に入り露天風呂にいくと周りの景色と調和して、硫黄臭の匂いとともに温泉にきたという思いを強くもたせてくれます。青みがかった乳白色の温泉が風景とぴったり。宿は玉子湯です。山の斜面とせせらぎを生かした庭と、外湯の露天風呂が不自然なく調和して、日本の趣をかもし出している。庭には4百年間湧きつづける源泉が。玉子湯は百四十年とのことのようです。その湯小屋は庭に溶け込んでいます。写真は、朝日の中にたたずむ湯小屋です。中は檜で作られた湯船、そして裸電球、昔の温泉そのものなのでしょう。夜に静かに浸かりました。そのほかにも露天風呂があり、それらは、せせらぎと山肌の木々を楽しむ岩風呂、湯小屋と違う風情でした。それらの露天風呂も良かったです。ぜひ訪れたかった温泉。最高の気分になれました。本当におすすめの温泉と思います。紅葉のシーズンであれば、スカイラインで磐梯、へ絶好の立地にも思えます。今回は紅葉も終わりだったので、宿の周りだけで。次回は裏磐梯へと思っています。趣のある温泉でした。