標高700m前後の高原に広がる仙石原温泉。大正時代から昭和にかけて欧米型の避暑地として開発された歴史をもち、自然が残されているところが多い。箱根の秋を代表する台ヶ岳のススキの群生もそのひとつ。美術館や保養所なども点在し、自然と共存する高原の温泉リゾート。
住所 | 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原 |
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交通 | 箱根登山電車箱根湯本駅から箱根登山バス湖尻・桃源台行きで25分、仙郷楼前下車すぐ、ほか |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 箱根町総合観光案内所 |
お湯の泉質 | その他(カルシウム-硫酸塩泉ほか) |
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源泉の数 | 32 |
お湯の色 | 無色透明(白濁色ほか) |
お湯のにおい | -- |
源泉の飲泉 | できません |
源泉のpH値 | 情報なし |
源泉の温度 | 70度ほか |
観て・浴びて・美味して休日三昧
人気の高いホテルが顔を揃える宮ノ下温泉はじめ、別荘地の面影漂う強羅、スパリゾートとして発展した小涌谷、オシャレなショップや美術館が目白押しの仙石原、富士山を望む眺望が見事な芦ノ湖まで、箱根温泉郷はエリアも広いが多種多様な魅力がいっぱい。年間を通して客足の絶えない一大観光スポットだ。
仙石原というと芦ノ湖へ向かうみちすがらの仙石原高原のススキが有名で、 たしかに秋にココを訪れるとススキの海のようで美しい。だけど、知るひとぞ、知る 湿原植物の宝庫でもある。 春に訪れたのが仙石原の「箱根湿生花園」で、ちょうど開園して間もないとき。 もちろん仙石原の湿原の草花もあるけど、日本各地の200種に及ぶ湿原の植物の ほかに1100種類や海外から1700種の草花も集められて栽培されているとか。 なかなか一同に見られるものじゃないから、これは必見! もちろん季節によって 花や葉が見られない植物もあるけど、入場料金が大人700円というのはかなり お得感がある。ちょうど行ったころは白いミズバショウが咲いていて、思わず「ミズバ ショウの花が咲いている♪」などと歌ってしまったほど(笑)。 帰りに近くのよさそうな旅館ホテルに寄って立ち寄り湯(だいたい1000円ぐらい) が楽しめてクルマやバスで行くしかない仙石原の一日は十分楽しめる。 プチお得情報としては、仙石原文化センターに立ち寄って、箱根町立観光施設の 「特別割引券」を入手しておくとよい。湿生花園で100円、そのほかの町立施設も 料金が少しだけ安くなる(この割引券はホテルや旅館にも置いてあるそうだ)。