由布岳を背景に田園が広がり、秋から初冬にかけての朝は霧に包まれる由布院盆地。湯の豊富な温泉地であるとともに、アートや映画祭などの文化イベントの開催で注目を浴び、今では日本を代表する一大温泉郷として知られる。宿は落ち着いた雰囲気の和風旅館が中心。
開湯は鎌倉時代。由布院温泉よりも古い歴史をもつ湯治場として発展を続け、現在のような温泉街の骨格ができあがったのは江戸時代後期とされる。今も古い時代の木造旅館が残る。レトロ感が漂う石畳通りには毎夜赤提灯が灯り、楽しく散策ができるよう演出している。
由布院温泉街から車で20分ほど。塚原高原を一望する小高い丘に建つ「奥湯布院高原リゾート」に湧く湯。客室につく専用風呂や敷地内の温泉施設などで、美人の湯と称される温泉に入れる。
大自然に包まれた粋な散策エリア
湯布院の大自然に包まれた街並みには、洗練されたセンスでオシャレ心をくすぐるショップやアート感覚に溢れたお土産屋、天然素材をたっぷりと使った食事処がいっぱい。軒を連ねるお店は湯布院の湯のように、ぽかぽかとあたたかく観光客を迎え入れてくれる。