別府八湯の中心で北浜周辺に湧く
おびただしい湯けむりが上り、別府八湯でもっとも温泉地らしい
源泉数、湧出量とも国内最強。日本を代表する一大温泉郷
湯けむりが上がるワラ葺きの「湯の花小屋」が旅情を高める
海抜150m。別府八湯のなかでもっとも見晴らしがよい温泉地
別府湾沿いに湧く湯。開放的な露天風呂でのんびり
江戸時代から賑わう歴史ある温泉
伊予国風土記に「速見の湯」と記されるが、本格的な温泉場となったのは江戸時代のこと。明治、大正、昭和と温泉街が拡大され、別府八湯の中心となった。
いたるところから湯けむりが上がり、別府八湯のなかでもいちばん温泉地らしい雰囲気が味わえる。市営温泉の「鉄輪むし湯」があるあたりが鉄輪の中心地で、「貸し間」の看板を掲げる自炊専門の宿が健在するほか、素朴な民宿も多く、湯治場風情が漂う。
源泉孔数2200以上。源泉の数と、毎分8万7000リットル以上という湧出量において日本最大を誇る別府は、まさしく横綱級の温泉王国。別府温泉郷は「別府八湯」と呼ばれる別府、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の総称で、それぞれに特色がある。温泉地にあってほしいあらゆる要素をあわせもち、国内最大の温泉観光都市として全国にその名を馳せている。
総湧出量は日本一泉質の良さを誇る
鉄輪(かんなわ)、明礬(みょうばん)、堀田、観海寺、浜脇、別府、柴石、亀川、別府温泉郷は別府八湯(はっとう)と呼ばれる温泉郷の集合体である。源泉の湯けむりが街のいたるところに立ち、公共浴場の数は100超。1日当たりの総湧出量は日本人全員が毎日1リットル利用できる量だ。