江戸時代は松本藩の御殿湯として栄えた歴史ある湯処で、今でも往時の風情と格式を感じさせる老舗旅館や、昔ながらの共同浴場が多く残り、松本の奥座敷として親しまれてきた温泉街で湯の情緒を楽しみたい。
海抜2000mの美ヶ原高原を背にして、正面には松本平越しに、北アルプス連峰を望む。『日本書紀』にも名を連ねる歴史あるいで湯の里で、近代的なホテルもあるが、和風情緒豊かな宿が多い。
美ヶ原の山懐に抱かれた深い山中にあり、秘湯ムードたっぷり。宿は「明神館」1軒で、自然を満喫できる露天風呂がある。
北アルプスを望む松本市近郊の名湯
浅間温泉と美ヶ原温泉は、奈良時代以前からその存在が知られ、湯治場として武士にも庶民にも愛されてきた。どちらも町の高台や旅館から北アルプスの眺めがよく、アルカリ性単純温泉の湯が人気だ。扉温泉は森の中にあって自然が魅力。癒しの温泉地である。