温泉街の中心にあると思えないほど、緑と静寂に包まれた純和風旅館。大正14年の創業以来、こつこつと積み重ねてきた信頼が、今もなお大正屋の歴史、伝統として息づいている。建物は皇居新宮殿の基本設計を手がけた、日本芸術院会員の故・吉村順三氏による設計で、建物を見学するだけでも価値がある。さらに、館内にある全てのものに目配りが行き届いており、古きよきものを大切にしつつも、訪れるものを飽きさせない新しい魅力を追求している。
本館、離れ、東館の3つの宿泊棟があり、目的、人数、シーンなど過ごし方のスタイルに応じて客室を選ぶことができる。本館には、本格的な和室と、ベッドを配した和洋室、離れは中庭付の和室や特室、茶室を配した特別室。東館には和モダンの意匠を与えた客室Aと大きな窓が半露天風の部屋付風呂の客室B、Cが、ヒノキの内湯に専用露天風呂付の特別室もあるなど、日常から抜け出し別世界へといざなう客室が揃っている。
大浴場「四季の湯」は、2階(男湯)と3階(女湯)が吹き抜けとなっており、さらに屋上部とガラス張りの壁面が開閉出来るなど、開放感のある広々とした風呂。もう一つの大浴場「滝の湯」は風呂に面した大きなガラス越しに、滝のある庭園を眺めながら湯浴みできる施設。どちらも日本3大美肌の湯といわれる嬉野温泉の源泉掛け流し。泉質はナトリウム一炭酸水素塩・塩化物泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、角質化した皮膚を滑らかにする効果があるという。
館内にそれとなく飾られている焼き物や生け花の一つひとつ、客室、温泉、料理に至るまで全てがもてなしの心を表すもの。これは、純和風旅館の良さを継承しながらも、訪れる人の声に耳を傾け、新しいものも柔軟に取り入れていく姿勢が隅々まで行き届いているため。例えば、食事も食材や味を追求するばかりでなく、器にもこだわり、目で見て舌で味わう会席料理など贅を尽くしたもてなしが深い満足感を与えてくれる。
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