養老年間(717~723年)に発見され、多くの文豪や歌人、動植物の研究家が訪れた湯の山温泉。都市近郊に位置しながら豊かな自然が楽しめるこの地は関西の奥座敷とも呼ばれ、多くの人に親しまれている。高台に建つこの宿では、温泉郷を囲む湯の山の自然が見せる四季折々の表情を、部屋や露天風呂など随所で堪能できる。モダンな意匠が凝らされた館内には穏やかな時間が流れ、過ごすほどに気持ちがほんのり和んでいく。
ゆったりとスペースがとられた部屋は和風を基調に、次の間付きや掘りごたつ付きなどバリエーションも豊富。床の間には季節の花卉が見事に活けられているなど、すみずみにまで行き渡った心づかいがうれしい。大きな窓からは湯の山の豊かな自然が堪能でき、澄んだ空気を思い切り吸いこめる。窓から見える自然を借景に、三滝川清流のせせらぎに耳を傾けていると、心が日頃の雑事から解き放たれ、次第に軽やかになっていく。
男女それぞれに大浴場と露天風呂が用意されている。特筆すべきなのは、樹々に囲まれた「季(とき)隠れ露天風呂『空』」。心地よい温もりのお湯につかれば、鳥のさえずりや緑の香りなど、全身で湯の山の自然を体感できる。一人静かに、もしくは気の合う仲間とゆっくり愉しみたいポイントだ。お湯は大浴場・露天風呂とも、無色透明の単純温泉。肌にやさしく湯上りはすべすべになると、特に女性客に大好評とのこと。
夕食は海、山、河の新鮮な食材がふんだんに使用された豪華な京風四季懐石。また、三重県の特産松坂牛や黒毛和牛を溶岩石の上で焼く別注料理の溶岩焼は、ダイナミックな見た目やジューシーな肉が焼けるジュウジュウという音に思わず唾を飲みこみたくなる逸品。朝食は和食中心のバイキングスタイル。豆乳の入った器を温め、出来立てを味わう手づくり豆腐や、ふんわりした自家製はんぺんを堪能すれば、朝から満ち足りた気分になれるだろう。
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