駿河湾を正面にした海抜80mの断崖に建ち、眼下に海、向こうにそびえる富士山というロケーションがすばらしい宿。東京や名古屋からたった2時間でたどり着けるアクセスのよさも魅力だ。お風呂は1,900年前の地層から湧き出したというリフレッシュ効果満点の塩化物泉、食事はマグロづくしという海の宿ならではの振る舞いがうれしい。また、平成13年には天皇皇后両陛下が焼津行幸啓の際にお泊り所として利用された実績がある。そのときに使われた食器や写真がロビーに飾られているので必見だ。
客室の高さは海抜110m。窓からは海を見下ろす形になり、まるで海の上に浮かんでいるような不思議な感覚が味わえる。すべての部屋から海、富士山、そして朝日を見ることができるようになっている。彼方の伊豆連山から海面を染めつつ昇っていく朝日は、早起きをしてでも見たい光景だ。各客室には、日の出時間を知らせる案内があるので、眠る前にぜひ確かめておきたい。また、障子越しに差し込む朝の光で目覚めるのも悪くない。
美容と健康によいといわれる塩化物泉は、ナトリウムやカルシウムを含む海の温泉。「富士眺望露天風呂・しぶきの湯」で思う存分堪能することができる。海を真下に控えた絶壁にある露天風呂からはどこまでも続く大海原が一望でき、自然のリズムを奏でる波音に心身ともにリフレッシュできるのが魅力。海面を渡る潮風も火照った肌に心地よい。夜は昼の風景とは一転、満点の星空と海に散らばる漁火の幻想的な世界を眺めながら入浴できる。
館内では、おやじギャグなどをテーマにした地元焼津の笑刻家、岩崎祐司氏の「パロディ木彫展」が常設されている。展示されているのは、高さ40cm程度と迫力のある彫刻の数々だが、よく見るとなんだかちょっとヘン、という不思議なものだ。プレートを見ると思わず笑ってしまうおやじギャグ炸裂のタイトルが付されている。日ごろの忙しさに疲れた気持ちもほぐれる笑いのおもてなしだ。作品は時々入れ替えが行われるのでいつ訪れても新鮮に楽しめる。
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