お客様がお着きになると、歓迎の本陣太鼓が鳴り響く玄関ホール。初めて体験されるお客様はびっくりされるというが、飛騨高山の旅をより一層思い出深く彩るのに一役買っている。お宿の名前は、花が今まさに開こうとしている兆し、その期待感をこめて「花兆庵」と命名されたもの。キーワードとなった花は、吹き抜けの中庭はじめ館内の随所に飾られ、季節の到来を告げている。
高山の名誉市民であった故・牧野先生の生家を改装して造られた女性限定のリラクゼーション施設「りらっくす蔵」。明治の面影そのままに、さり気なく和の風情が取り入れられたお休み処、アロマ、オイルマッサージなどのサービスも充実している。ユニークなのは古民家にあった蔵をそのまま浴槽に仕立てたお風呂。その大胆な発想が大きな話題を呼んでいる。大人の女性限定なので、10歳以下は利用できない。
チェックアウト時、平野屋の門口では有巣女将がお客様を見送る姿がよく見られる。視線の先を追うと、お客様の車ははるかかなた。「角を曲がるまで、と思っています」というが、その角から女将の姿を確認するのは至難の技だ。だが自身は「気持ちの問題」と譲らない。「たぶん、お客様もご存じないかもしれません。でもそれが私にできるおもてなしの1つなのです」。老舗旅館をしょってたつ女将の心意気がここにある。
お客様の気持ちを大切に、真心をこめたおもてなしを心がけています。飛騨高山の文化、歴史、味、風情をどうぞ心ゆくまでご堪能ください。
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