いまでは温泉旅館が点在する蓼科高原も、かつてはこの滝の湯と親湯の各一軒宿くらいしかなかった。両宿とも驚くほど立派な宿になったが、特にこの宿の大きさには目を見張る。建物は滝の湯川沿いの豊かな自然に包まれた山の斜面に渓間荘、東ウィング、西ウィング、鹿山荘、白雲荘、青山荘、南新館、ヴィラ山翠などが建ち並び、それぞれを連絡通路で結ぶ大規模な一軒宿だ。客室は和室を中心にいろいろなタイプ(和室・洋室・和洋室)の部屋が用意され、全部で143室ある。
エントランスホールからロビー、ティーラウンジを抜けた先に滝の湯川をまたぐ渡り廊下があり、その先が庭園大浴場のあるヴィラ山翠で、2階に殿方用、3階に御婦人用がある。その3階から山側へ歩くと飛石が敷かれた回廊が信玄野天風呂へと導く。ここはいわば温泉のログハウス風の大きな独立棟で、武田信玄が傷兵の治療に利用したとの伝承にちなんだ野天岩風呂のほか、渓流風呂の内湯と外湯、サウナ小屋がそれぞれ男女別にある。まさに温泉三昧の宿である。
これだけの大所帯となると食事の用意も大変そうだが、部屋出しはしないで、食事はすべてレストラン「バレスサンシャイン」や「せせらぎ亭」、大小宴会場、料亭街「御堂小路」などに人数やプランなどによって適宜ふりわけて用意される。朝食はバイキングで、会場になるレストラン「パレスサンシャイン」は陽光が差し込む明るいロケーション。蓼科高原の豊かな自然を眺めながら味わう食事は格別だ。夜食処としては「信濃茶屋」がある。
当館のいちばんの自慢は、滝の湯川の渓流美と蓼科の自然、それを眺めながら満喫する信玄野天風呂だと思います。この美しい自然と温泉でゆっくりとくつろいでいただき、お元気を持ち帰っていただければ、と願っております。(女将の柳澤芳子さん)
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