湯元齋藤旅館の創業は元文3(1738)年。以来、白骨温泉の奥まった場所に270年を数える老舗として君臨してきた。中里介山の大作『大菩薩峠』の白骨温泉を舞台とする構想も、大正14年にこの宿に泊まった際に練られた。現在の宿は平成15年12月に全面的にリニューアル。客室棟の介山荘と牧水荘、一部客室を備えた昭和館と大正館、パブリック棟の明治館、それに大浴場棟湯元館、露天風呂棟鬼が城の計7棟で構成。伝統美と現代的センスが見事に調和した和風モダンの宿になっている。
湯元齋藤旅館は4本も自家源泉を所有している。この豊富な湯量を活かしたお風呂の充実ぶりは白骨温泉では文句なしにトップだ。山の斜面に建てられた温泉浴場専用棟の湯元館には、大浴場と露天風呂が2ヶ所。回廊の途中にある露天風呂鬼が城にも大きな湯船が2ヶ所あり、いずれも深夜に男女を入れ替えるので宿泊客は全部のお風呂が楽しめる。ほかにバリアフリー仕様の貸切風呂「仙人の湯」も完備。若干加温しているが、いずれも源泉掛け流しのピュアな名湯が満喫できる。
旬の素材を駆使した繊細な料理も楽しみだ。夕食は季節感あふれる月替わりの会席料理で、作りたてが次々に運ばれる。食事は宿泊プランや人数によって、掘りごたつの個室や椅子席がある食事処「あづみ野」、大広間などに用意される。朝食も基本的に同じ場所になるが、温泉粥をはじめ、バラエティに富んだ朝食も楽しみで、別テーブルにはパンや野菜、煮物なども用意され、自由に食べられるようになっているのも心にくいばかりの趣向である。
まずは自家源泉の名湯を満喫していただきたいですね。日本建築のすばらしさと、ラウンジや貸切パーティルームなどパブリック面も充実しておりますので、ゆったりとしたくつろぎの時間をお過ごしいただけると思います。(副支配人の平林和長さん)
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