丸栄では宿泊者への感謝の催しとして、1996年以来、若主人による紙芝居の朗読や民話の語りを夕食後に上演している。上演日は夏休みや年末年始などを中心に年間約100日。日本屈指の名演出家が名人芸と称賛した若主人の舞台は、上演スケジュールの問い合わせも多く、リピーターの目的のひとつにもなっている。こうした朗読や語りの場から、宿泊者同士の新たな出会いや心のふれあいも生まれるという、丸栄の特色のひとつだ。

若主人による丸栄名物「紙芝居」（年間約100日の不定期上演）

屋上の富士山展望台からは、高く聳える富士山と大きく広がる河口湖が大パノラマのように展開する。富士山や河口湖の様子を手に取るようにみることができる望遠鏡も設置されている。また、館内には旅館では珍しい絵本のお部屋もあり、赤ちゃんから小学生、時には大人も子どもの頃を思い出して楽しめる絵本が揃う（利用時間16時～22時）。旅館街から離れ、美しい自然に抱かれた宿ならではのうれしい施設だ。

屋上「富士山展望台」

「四季が織りなす湖畔の舞」をテーマに「富士山麓の風情と人情が香る日本の宿」を目指しております。旅館街の喧騒を離れ、まるで一軒宿のような静かなロケーションのなか、心なごむひとときをお過ごしください。