館内に一歩入ると、その大胆な色づかいのロビーの意匠に驚かされる。山中温泉では明らかな異空間だ。宿は、温泉街入口の大聖寺川に架かる「しらさぎ大橋」畔に平成19年4月にオープン。廃業旅館を全面的にリニューアルして開業した。建物は7階建てで、1階がフロント、ロビー、浴場など、2階に食事処3か所、4階に自慢の「吉祥スパ」がある。客室は3階以上で、露天風呂付き客室9室、バリアフリー設計の部屋も1つあり、計44室。高級感漂う宿に仕上げている。
いちばんの特徴は食事のスタイルかもしれない。3か所の食事処はすべて2階にあり、一般客室に泊まった客が利用するのが「加賀料理 べにはな」。ここのオープンキッチン「加賀の台所」では、目の前で好みの食材を選べて、目の前で調理してくれる。モダンな意匠の「鉄板焼 青竹」では鉄板焼で加賀の山・海の幸の焼きたてが味わえる。ここはランチの予約も受け付ける。「加賀料亭 千尋」は露天風呂付きの客室に泊まった客専用の食事処で、粋を極めた加賀懐石を提供するという趣向だ。
4階のかなりのスペースを割いているのが「吉祥スパ」。一般でいうエステルームだが、ここではあえて「スパ」と呼ぶ。加賀を意識した幻惑的なデザインと照明のエントランスに立つと、宿の中にいる感じがしない。内部はリラクゼーションルーム、パウダールーム、カウンセリングブースもあり、各種の施術ルームがそろっている。自然療法をベースに各種メニューがあり、カウンセリングからはじまる「ハーバル&デトックコース」(約90~120分、1万2,600円)が人気だ。温泉との相乗効果が期待でき、これを目当てに訪れる女性客も多い。
宴会場を設けず、あくまで個人のお客さまに心からお楽しみいただくのが当館のモットーです。加賀の祝宴料理やオープンキッチンによる新鮮なお刺身や揚げたての天ぷら、そして充実のスパを堪能していただきたいと思います。
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