山代温泉東口に偉容を見せる「ゆのくに天祥」は、白雲本館2棟と白雲新館2棟を総称する「白雲の館」と「天祥の館」が複合的に並び建ち、うち2棟は地上8階建て。ちょっとした城郭のような趣がある。
客室数は全部で160室、700名を収容する大規模な宿だ。しかも毎年のようにリニューアルを重ね、斬新な意匠と演出が加わるから、数年前に訪れた人なら変身ぶりに面食らうかもしれない。平成20年のリニューアルの目玉は、6月の天祥の館の特別フロア「然Zen」と7月の標準客室。訪れるたびに、いつも新鮮だ。
パブリックスペースの充実ぶりにも目をみはる。メインロビーに入ると、ちょっとした街のような雰囲気だ。ロビーの一角には九谷焼ミニギャラリーやギャラリーラウンジ、奥へとのびる通路に沿って、カラオケルーム、クラブ、味処、ゲームコーナー、足湯処、ガーデンプール、コンベンションホールとつづく。
このほか、1階には社交ダンス会場にもなるシアターがあり、2~3階にも宴会場や個室・椅子席の食事処がいくつもある。
また、車で15分ほどの粟津温泉近くには13万坪の広大な敷地に11の館が建ち、50種類以上の北陸加賀の工芸体験が楽しめる伝統工芸村「ゆのくにの森」もあり、チェックイン前・チェックアウト後の時間を有意義に過ごすことができる。
自慢は3か所ある風呂が時間を区切った男女交替制ですべて楽しめること。宿では「一泊三湯十八ゆめぐり」と謳う。
1階にあるのは、大岩から湯滝が落ちる大浴場と露天風呂を備えた「滝見の湯屋」と、壁面に九谷焼の絵皿が配された大浴場や露天風呂を備えた「九谷の湯処」。3階にある大浴場と露天風呂を備えた「悠幻の湯殿」は平成16年のオープンで、この大浴場が完成したのを機に「一泊三湯十八ゆめぐり」が実現した。
趣向を凝らした湯船が多く、全部を制覇するには連泊したほうがいいかもしれない。
楽しい雰囲気や親切なおもてなしを心がけ、すべてのお客さまにご満足いただける高質旅館を目指してスタッフ一同頑張っております。
(取締役支配人の牧野 裕さん)
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