江戸、明治時代に建てられた越後の庄屋や豪農の館を移転した温泉旅館。1万7000坪もの敷地に木造平屋建ての10棟が回路で結ばれ、それぞれ趣向を凝らした32の客室がある。どれも間取りが異なるので、来訪する度に違う客室に泊まる楽しみも魅力のひとつだ。特筆すべきはロビーに続く「幽鳥の間」。こちらは、約200年前の茶の間がそのまま使われたもので、昔は結婚式も行われたとか。約20畳の間に座っていると背筋もピンとなる、静寂なひとときを感じて。
この宿のシンボル的な存在の約4000坪もある大庭園。さらに園内の中心に位置する池は1000坪もあり、ニシキ鯉が彩りを添え、野性のカモも飛来してくる。朝夕の散策に最適だが、夜になるとライトアップされ幻想的な雰囲気に様変わり。さらに園内に鎮座する地蔵尊にまつわる面白いエピソードが。その昔、宿泊客が願いを唱えたところ、子どもに恵まれたという話があり、大庭園を望む廊下には願い事が書かれた絵馬が並んでいる。
昭和44年の創業以来、増築を重ねてきましたが、地元の屋敷や古材を使用しています。私は土地の匂いというものを大切にしています。お料理もそうですが、ここにしかない空気感を味わってほしいですね。(女将:小幡と志さん)
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