江戸時代から三国峠を往来する旅人が疲れを癒していたといわれる猿ヶ京温泉。そのもっとも奥まったところに建つ4階建ての宿が湯元長生閣だ。“湯元”と名乗るだけあって豊富な湯量が自慢で、加水も加温も循環も一切しない本物の温泉が楽しめる。中でも宿の玄関横から80段の石段を下ったところにある男女別の野天風呂は、遥かな山並みを一望する絶景風呂。背後は杉木立に覆われ、これ以上はないという開放感を味わえる。
赤谷湖を見下ろす高台にホテル・旅館が並ぶ猿ヶ京温泉でも最奥に位置する宿だけに、北から東にかけては視界を遮るものがなにもない。チェックインした客を迎えるフロントロビーや風呂、そしてすべての客室から谷川連峰や切り立った駒形峡の絶景が思いのままだ。冬枯れの山が次第に色を帯びていく春、目に痛いほど緑に覆われる夏、そして錦秋と、大自然の移り変わりを居ながらにして感じることができる。この眺望に魅せられる人は多く、客の半数はリピーターというのもうなずける。
客室数32室は、家族経営の宿としては理想的な大きさといえる。何気ないところにも細かい配慮が行き渡る上に、係のスタッフとも気軽に世間話が楽しめる家庭的な雰囲気がうれしい。例えば朝夕ともに客室に用意される食事は、事前に食べ物の好き嫌いを伝えておけば可能な限り対応してくれるし、玄関横にある飲泉所には誰でも温泉を持ち帰れるように空のペットボトルを用意してあるといった具合。静かに気兼ねなく過したいという中高年層に喜ばれている。
大自然を一望する展望風呂や野趣あふれる野天風呂で掛け流しの天然温泉をお楽しみください。お食事は朝も夜もお部屋までお運びいたします。谷川連峰をご覧いただきながら、ゆっくりとお過ごしいただければ幸いです。(専務の生津淳一さん)
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