白壁に黒い梁が一段と目を引く名宿大阪屋の“せがい出し梁り造り”を再現した建物は、一見の価値大いにあり。どこかモダンなこの建築様式は、大阪屋創業当時の西上州の養蚕農家に特有のものとか。まさに江戸時代からの老舗ならではの美しい外観に思わず見とれてしまう。 31部屋の純和室からなる老舗の宿。ここは絶対人力車が似合うスポットだ。浴衣を着てのそぞろ歩きにぴったりな風情が漂っている。
宿に入って部屋に通されホッと一息、さてお茶となるとき気になるのがお茶受けのお菓子。たいていは宿オススメの一品で「お土産に」となるのが定番だが、ここではその日に手作りされた「花豆の茶きん絞り」が出される。これが何とも美味。豆の風味そのままに、ほどよい甘さ加減が絶妙なのだ。思わず「おかわり」を頼みたいくらいだが、お客様の人数分しか作っていないという。「お土産に欲しいと所望されるお客様が多く、お断りするのも大変」というのももっともだ。これはぜひとも味わって欲しい草津・大阪屋さんの味。
岩盤をくり抜いて作られた洞窟風の岩戸風呂は、露天風呂とはまた違った野趣あふれる気分が味わえて面白い(男女交代制)。手前にある白い小砂利を敷き詰めた足湯とともに、かぶり湯の用意もある。草津の湯は高温が身上。のぼせをふせぐために、お湯を頭からかぶるといいらしい。ぜひ挑戦していただきたい。
※本サービスは宿泊情報の比較サービスです。掲載の情報内容でのサービス提供を保証するものではありません。サービスの仕様上、リンク先の各予約サイトの掲載内容(プラン内容、料金、空室情報、施設情報等)と一致しない場合があります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。
※宿泊プランにより対応できるサービス範囲やご利用いただける設備等が異なることがあります。ご予約の前に必ず各予約サイトで内容をご確認ください。