風呂自慢の宿だ。特に珍しいのが古代人の生活をモチーフにした縄文風呂で、竪穴式住居をかたどった露天風呂の竪穴の湯、天井や柱に豪快な丸太を組んだ内湯のぬりさわの湯など、6つの浴槽がある。男女別に3つずつ分かれ、朝晩の入れ替え制で使っている。つなぎ温泉の近くにある縄文遺跡の「萪内遺跡(しだないいせき)」から着想したものだ。露天風呂周辺の自然味がある植え込みも雰囲気たっぷりで、湯めぐりが楽しい。風呂はほかに男女別大浴場と、2ヶ所の貸切風呂がある。
土地の味を大切にする。だから岩手県産の食材をできるだけ手に入れる。ブランドの前沢牛やいわちく純情牛という岩手県産の黒毛和牛、花巻で肥育された宮沢賢治ゆかりの白金豚、秋には周辺の山から採れるキノコなどがそうだ。牛肉は部位によって網焼きにしたり、すき焼きやしゃぶしゃぶ、寄せ鍋風にしたりと食べ方を変える。そして秀衡塗の皿があったり、名月のころは満月をかたどった器になったりと、食べるのが楽しくなる和食会席膳なのだ。
建物は5階建ての本館と西館、11階建ての別館の3棟。どっしりとして御所湖に向いて建つ別館が印象的だ。全113室の客室は8畳間から10畳×2部屋の間取りまであり、バラエティーに富む。西館は畳敷きにベッドを置いたツインもあり、寝たり起きたりが楽だ。別館は上層階からの展望がいい。御所湖を手前にして、右手の岩手山から左端の秋田駒ヶ岳まで、岩手と秋田の山々が連なる。
樹林の中に浴槽が散在する縄文の湯は、都会からのお客様に時間を忘れるほど長湯していただけるでしょう。立ち湯や半身浴もあります。料理は薄味で見た目も美しくなるように工夫しました。(支配人の鎌田大成さん)
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