傷ついたタヌキが傷を癒やしているところを旅僧が発見したという由来があり、建物の軒には蓮の花から体を出しているタヌキが彫られている。また、所有の古文書より狸発見伝説と初代伊藤重佐が1555年に開湯以降、代々毛利氏や徳川氏らの領主に銀を上納する見返りに温泉の権利と湯屋の経営が認められてきたという歴史がある。温泉が湯治として人々に必要とされ、現在まで尚親しまれている。