乳白色の温泉が楽しめる

白骨温泉シラホネオンセン

★★★★★
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4.7 (1,002件)
白骨温泉

「三日入れば三年風知らず」といわれ、文人墨客に愛された名湯

乗鞍岳の東側山腹、樹林に囲まれた湯川渓谷にある秘境の温泉。明治から昭和にかけては多くの文人・墨客に愛され、中里介山が『大菩薩峠』の執筆のために逗留した湯元斎藤旅館をはじめ、木造の風情ある宿が建ち並ぶ。

白骨温泉
白骨温泉
白骨温泉

ピックアップ!クチコミ

onsenman  2007/05/30

豊かな大自然の中にある、秘湯というイメージのある白骨温泉ですが、実際に行って見た所、わりと温泉旅館などの施設やお土産屋さんなどいろいろとあるのだなぁと思いました。温泉内にはゆったりと歩いて散策するのに、気持ちの良い散歩道が広がっており、しっとりとした風情ある景観をいたるところで味わう事ができました。特に温泉街中心部に近い、湯川に架かるつり橋があり、そこからは大きな洞窟が見えました。ここはつい通しと呼ばれているところで、湯川を流れる急流が石灰岩を侵食してできた天然のトンネルだそうです。残念ながらトンネルには立ち入り禁止になっていますが、吊り橋の上から見る景色はとても美しかったです。また、白骨温泉のお湯ですが、温泉を紹介するパンフレットやガイドブックにある、きれいな乳白色のお湯を実際にこの目で見たときも、全くイメージどおりでしたので、感動してしまいました。ここのお湯は「三日はいると三年は風邪をひかない」といわれているぐらい体には良いらしく、お風呂から上がってもしんばらくは体がぽかぽかと温まっていました。かっては湯治湯として栄えたというにも納得してしまいました。かすかに漂う硫黄の匂いは温泉らしいなとおもうのと、かけ流しから流れ出る温泉を飲む事ができるのは少々意外でした。かけ流しから出てくるお湯は無色透明なので、不思議に思っていると、時間が経つにつれて白濁化してゆくのだそうです。昼間は観光客でにぎわっていましたが、夜になると温泉地はひっそりと静まりかえり、やはり秘湯とよばれるだけのことはあるなと感じました。

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