湯ノ花沢温泉から引湯して誕生した温泉地。湖畔から望む富士の景観が素晴らしい。東海道の交通の要所であった箱根関所跡や源頼朝が信仰した箱根神社などの歴史的史跡も多く残る。
ここの温泉の売りは 2種類の泉質 ①カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 成分総計 1.098 g/kg と ②単純硫化水素泉 成分総計 0.522 g/kg のようだが,もう1つ,③それを合体した内湯(黄金湯)がある。夏場はぬる湯として一部かけ流し,冬場は一部半掛け流しと循環という,浴槽ごとに状態が一覧表になっているものを見かけた。 私の個人的主観では掛け流し+加温循環が③,①②は循環のようであった。というのは③しかオーバーフローしていなかったのである。 一覧表の中の説明では循環式が悪いような間違った認識がある,としているが源泉の温度が低い場合,入浴するには循環して沸かす必要があるということは知っている。しかし,循環の場合はレジオネラ菌の問題でろ過装置や殺菌消毒をもちいるのが普通だが,ここはそういうシステムがなくてもレジオネラ菌はないという証明書がある。とても不可解だというのが感想である。浴槽内の毛とか,かなり浮遊しているのは気持ちのいいものではない。私の好みとしては③。たぶん38~39℃だろうが,そのうちじわっと汗がでてくるとてもいい泉質でした。 ②は露天が43℃以上だったろうか,熱くて体が真っ赤になったが,内湯はぬるすぎ中途半端。 また,2度ほど電話でフロントと話をしたが,あまりいい印象ではなかった。実際おとずれてみても無愛想な感じを受けた。