奈良時代に湧きはじめたと伝わる温泉。「クヴェーレ吉和」には珍しい4万5千年前の巨木をくりぬいた風呂がある。敷地内にはマイセン磁器などを展示するウッドワン美術館やスキー場もある。
広島市内から高速道路を利用すれば、ほんのわずか1時間半あまりで到着してしまう、女鹿平温泉は、近くに県内有数の森林公園、「吉和の森」や、施設のすぐ裏手には、冬は遠く九州からもスキー客が訪れる、ゲレンデもあり、自然がいっぱいの場所にあります。広島を代表するといってもよいぐらいの温泉リゾート『クヴェーレ吉和』は、水着を着用して入浴できる、「クアガーデン」と裸で入る通常の温泉とに分かれており、どちらも楽しむには十分過ぎるほどの施設だなと感じました。仮に水着をもっていなくとも、レンタルでの貸し出しもありますので、とても便利だなと思いました。 珍しいとおもったのが、45000年前の巨木といわれる、木でつくった浴槽の露天風呂(クアガーデンと女性風呂のみ)が合計2ヵ所に設置してあり、古木で味わう温泉と、眺め見る風景は中国山脈の深い山々がまるで光り輝くかのように、新緑を輝かせ、新鮮な空気を運んでくれる、さわやかな風はとても心地のよい時間を与えてくれました。45000年前というとてつもない年月を、経て今尚、人々のためにお風呂を提供してくれている、古木の存在に太古のロマンをかんじずにはいられませんでした。