江戸時代より湯治場としてにぎわいをみせてきた信州屈指の名湯で、源泉の湯だまりで野菜を茹でたり洗ったり人々の生活に今も密着している。温泉情緒満点のスキーリゾートとしても知られる。
住所 | 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷 |
---|---|
交通 | JR北陸新幹線飯山駅から野沢温泉ライナー野沢温泉行きバスで25分、終点下車すぐ |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 野沢温泉観光協会(0269-85-3155) |
お湯の泉質 | 硫黄泉(単純硫黄泉ほか) |
---|---|
源泉の数 | 38 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 硫黄臭 |
源泉の飲泉 | できません(一部可、独特の味) |
源泉のpH値 | アルカリ性 |
源泉の温度 | 40~90度 |
源泉掛け流しが自慢の自然湧出泉
妙高山麓に湧く赤倉温泉は親鸞聖人、奥信濃に湧く野沢温泉は高僧行基の温泉発見伝承があるほどの古湯だ。いずれも世に知られたのは江戸時代、赤倉は高田藩主が温泉開発に乗り出し、野沢は飯山藩主が別荘を建ててからといわれる。以来、この両温泉はスキーリゾートの先駆けとして発展し、温泉旅館の大型化も進んだが、湯量豊富な自然湧出の名湯はいまもなお健在である。
小さな町のなかに12箇所くらいの温泉があり、宿泊者は無料で入ることができます。地元の人との触れあいも楽しく、一部の温泉では、温泉卵もつくれます。温泉は硫黄泉ですが、それぞれの湯が白濁や透明な中に湯の花が浮いていたり、エメラルドグリーンだったりと個性的でしかも時間によって変化するので何度行っても楽しめます。夏の時期は朝市をやっていて、地元の野菜や漬物等をお安く買うこともできます。