平安時代の開湯といわれる四万温泉は、上信越高原国立公園内にある静かな温泉。四万川上流の渓流に沿って広がる情緒あふれる温泉街は郷愁を誘う。肌にやさしい湯は、飲用すれば胃腸に効くといわれ、随所に飲泉所が設けられている。
住所 | 群馬県吾妻郡中之条町四万 |
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交通 | JR吾妻線中之条駅から関越交通四万温泉行きバスで40分、終点下車すぐ、ほか |
営業時間 | 通年 |
問い合わせ | 四万温泉協会 |
お湯の泉質 | その他(ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉ほか) |
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源泉の数 | 42 |
お湯の色 | 無色透明 |
お湯のにおい | 無臭 |
源泉の飲泉 | できます(塩味) |
源泉のpH値 | アルカリ性 |
源泉の温度 | 25~80度 |
文人墨客も愛した四万の病を癒す霊湯
四万川の上流から下流に向かって日向見、ゆずりは、新湯、山口、温泉口の5湯が湧いており、これを総称して四万温泉と呼んでいる。歴史は古く、蝦夷征伐に出た坂上田村麻呂が入浴したとか、源頼光の家臣・日向守碓氷貞光の夢に童子が現れて「四万の病脳を癒す霊泉」を授かったともいわれている。
四万温泉はのんびり旅にぴったりです。お湯が豊富で、道沿いに飲用の温泉が設置されていたり、宿泊した四万やまぐち館だけでもお風呂がいくつもあり、楽しめます。やまぐち館からは少し歩きますが、たまたま入ったスマートボールの柳屋さんでは、女将さんが気さくで、ボールもよく入り、じっくり遊べました。食べ物も添加物などのないものが豊富です。 JRの中之条駅との途中にある薬王園にも行きました。冬なので見るモノは少なくなってましたが、健康茶などのおみやげを選んだり、染め物や陶芸体験など、時間をかけて遊べる感じです(12/21から2月末日まで休園・水曜定休)。天神原のバス停から薬王園への無料送迎を申し込む沢田農協の販売所やその近くでは、地場産のりんごや野菜が売られていて、おみやげが選び放題です。ただ、重い物がおおいので、自動車で来るかカートを持ってくればよかったと後悔しました。 一泊ではもったいない、とても楽しいところですが、行くなら薬王園も開く3月から11月くらいが良さそうです。