鬼怒川の清流沿いに広がる一大温泉観光地。開湯は江戸時代。当時は日光詣での僧侶や大名だけに利用が許されていた。明治以降、一般にも開放され、昔も今も変わらず、柔らかいお湯が疲れた体を癒す。周辺の充実したテーマパーク、日光江戸村などでさらに年齢層を広めて親しまれている。
開湯は天正元(1573)年で、400年余りの歴史を誇る由緒ある温泉地。湯西川温泉の流れに沿っていくつもの宿が建ち並ぶ。露天風呂と内湯の数は温泉地全体で実に100以上。郷土色豊かな囲炉裏料理も湯西川名物のひとつだ。
鬼怒川の上流にある川俣温泉では、渓谷美と良質の温泉を楽しめる。岩盤から熱泉が噴きでる間欠泉も見どころ。川俣、平家平、女夫渕のさきに点在する奥鬼怒温泉郷では、かけ流しの秘湯ムードを満喫できる。
渓谷美と美肌の湯を堪能する
鬼が怒るように荒々しい流れからその名がついたという説もある鬼怒川。川の歴史がつくり出した渓谷に沿って、個性豊かな湯宿が立ち並ぶ。首都圏から2時間で行ける鬼怒川温泉は、昔から切り傷や皮膚病によく効くといわれてきたが、近年では美肌効果が広く知られ、女性客にも人気の高い北関東の名湯だ。