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長野県・五色温泉

タヌキに出会える宿 〜五色の湯旅館〜

やわらかな木肌がお尻に心地よく、ふんわりやわらかな湯花が全身を包みこみます。
湯は「五色の湯」と呼ばれる硫黄泉で、日によって色が変化する神秘の湯。この日はうぐいす色をした美しいにごり湯でした。

湯船の底にはきめの細かい湯花がうっすらと積もっていて、手で床をなでると手の平が白くなるほど。お尻がやわらかな木肌を心地よいと感じたのは、うっすらと積もった湯花のせいでしょうか。

女湯の内湯。檜の香りが漂います(写真:野添ちかこ)
「このあたりの硫黄泉の中でもとくに硫黄(硫化水素)の含有が多いそうですよ」
夕食のときに女将がそう教えてくれました。

ひなびた雰囲気の内風呂が老朽化し、湯棟を新設したのは2016年12月。
1年が経過しましたが、ヒノキの白木で造られた湯小屋はまだ木の香りが漂っていて初々しい雰囲気が漂っています。

宮大工さんに頼んでつくってもらったという湯殿は、浴槽も床も、壁も、湯口も、脱衣所の壁も床もロッカーも全て白木。湯船の中段の腰掛槽まで檜で設えられています。

脱衣所の棚も白木で気持ちいい(写真:野添ちかこ)
見上げると梁も柱も釘一本使わずに檜で組まれていて、圧巻です。

湯気がこもらないよう天井は高く、開放的(写真:野添ちかこ)
雪景色を眺めながら入る露天風呂は、同じ源泉ですが、水で薄めているそうで白濁はしておらず、無色透明のぬる湯でした。 深いところはあつ湯、浅いところはぬる湯になっていたのでかき回して入ると、沈殿していた白黒の湯花がたくさん舞っていました。

露天風呂は無色透明で、湯花が舞っていました(写真:野添ちかこ)

フレンドリーなタヌキとご対面

私の中のタヌキのイメージといえば、信楽焼きのタヌキの置物。でも、実物はもっとシュッとして、凛々しい顔をしていました。

ここ、五色の湯旅館では、夕食前に、タヌキが玄関にやってきます。
中には警戒している子もいますが、宿のスタッフに慣れているので、かなり至近距離で見ることができました。

2017年に誕生したタヌキの子どもは5匹。
お父さんタヌキが子育て中に宿にえさをもらいに来たのが縁で、子ダヌキたちも宿に通うようになったとか。

お客さんがカメラを向けても怖がることなく、ほらこの通り♪
記念写真に応じてくれます。

宿の玄関に遊びにきたタヌキたち(写真:野添ちかこ)

山の宿ならではのごちそう

自家製梅酒からスタートする夕食メニューは、山の幸がいっぱい。
前菜は、先代からの名物である沢がに姿揚げ、いぶりがっことチーズ、長芋のマヨネーズごま揚げ。

お刺身は、信州サーモンとシナノユキマス。
鍋はいのしし鍋。
茶碗蒸し、かぶら蒸し、おそば。

天ぷらは菊芋とあんず、りんご、しいたけで、甘酸っぱい味わいがアクセントに。
飯山のふろふき大根は自然の甘みでほっこり炊けていました。

見た目にも食欲をそそる料理の数々(写真:野添ちかこ)
ご飯とともにいただくのは秋に塩漬けしたジゴボウ(ハナイグチ)入り味噌汁と、板さんのおばあちゃんが漬けたという信州野沢菜。デザートはこの高山村でできたりんご(ふじ)です。

宴会場で食べる会席料理とはひと味もふた味もちがう手の込んだ、山の宿ならではのごはんをぜひご賞味あれ。

五色の湯旅館

  • 長野県上高井郡高山村大字奥山田3682-6
  • 1泊2食本館17,000円(消費税・入湯税別、一人宿泊も可・同料金)、新館20,000円
  • 全11室
  • IN 15時/OUT 10時
  • 日帰り入浴 不可(現在は受けておりません)

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