一大エンターティーメントとして皆様にもおなじみの「花火」
炎天下の場所取り、駅の大混雑などなど面倒なことがありつつも、なぜか行きたくなるすっかりおなじみ夏の風物詩。
一大エンターティーメントとして皆様にもおなじみの「花火」。
炎天下の場所取り、駅の大混雑などなど面倒なことがありつつも、なぜか行きたくなるすっかりおなじみ夏の風物詩。
花火を見るのに理屈はいりません。見て聞いて、「きれいだなぁ!」「わー!」「どーんと大迫力!」と感じる、まずそれが一番大切なことだと思うのです。
美術品や食べ物でもそうですが、まず自分の五感で感じた瞬間に「すごい!」と思えることが重要。
それでだけでもいいんです。
でも、たとえば美術品だったらその絵を書いた作者の生き方を知ったときに絵の見方が変わったり、
食べ物でもその材料を見たり料理法を知ったときはもっと料理がおいしく感じたりしたことはありませんか?
花火でも同じ事がいえると思うのです。
『花火はなぜ丸いの?』
『花火はなんでいろいろな色がだせるの?』
『なんで花火大会ってやってるんだろう?』
『尺玉花火ってなに?』
『にこにこマークの花火はどうやってつくってるの?』
etc...
こんな疑問をもったことありませんか??
疑問の答えがわかるにつれ、花火をもっと楽しめると思うのです。
花火の打上の仕組みや花火玉一つ一つの作り方を知ると、
人気のある大量花火打上「スターマイン」だけでなく、 一発にこめられた職人の心を感じながらきっともっと花火が楽しめる。
今回、発数や玉の大きさとは違うオススメの大会を私が独断で選んでいくつかご紹介したいと思います。
思い出は残るが後悔は残らず、そんな大会を厳選しました。 東日本に偏っているのはご容赦ください・・・・。
この二大会は名前を聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
全国でこの2大会のみ、内閣総理大臣賞が送られる「競技大会」です。
花火の競技大会?なんだそれ? というところですが、ざっくり言うと、全国の花火業者が集まり1社ごとに花火をうちあげ、 「まん丸」「色が綺麗に出てる」「形の花火の技術がすごい!」「テーマにあったスターマイン」のような細かい採点基準で競い合う花火のオリンピックです。
そんな大会なので、行くとまず驚くのは観客側のレベルの高さ!
「うわーキレイ!」と自分が思う花火に「あ〜〜〜〜」というあたりの落胆の声に最初はびっくり。よく聞いてみると「芯が崩れたねー」とか言っていて、「みんな見るとこそこ?ってかなに?????・・・」そんななかなか体験できない「場違いだったか!」感に包まれるかもしれません。
な・ん・で・す・が、人間ってすごいですね、だんだん見慣れてくると、きっとみなさんも「オシイ!」「すごい!」「あ〜〜」がわかってきます。そしたらもう、「うわ〜キレイ!」からレベルアップですね!
大曲の花火は、打ち上げ後に対岸にいる花火師さんとペンライトでお互いにエールを送ります。これも素敵な伝統。「ありがとう」を光にして無数の観客が花火師に感謝を伝えます。これがまたすごい見応えです。
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諏訪湖で行われる大会です。この大会の特徴はとにかく「迫力!」
8/15に行われる「諏訪湖祭湖上花火大会」は特に4万発という数も圧巻!
最初から最後まで、通常花火大会のラストかと思うような大迫力の花火が続きます!
そして、盆地なので、四方の山々から跳ね返る音がまた大迫力!
目でも耳でもそして体中で花火を感じるそんな大会です。
両大会ラストに打ち上がる、特大水上スターマイン「Kiss of fire」、でかい花火を水上で爆破させ、地割れでもするんじゃないかという大迫力!ラストはスタンディングオベーション!
新潟三大花火に属する大会。どの大会にも自慢すべき「大きさ」があります。
長岡まつりは、超特大ワイドスターマイン「フェニックス」がすごい。2Km以上にわたり同時に花火があがりまさに巨大なナイアガラ花火。視野をはるかに超える広さで、でかい花火が上がるので、黒目だけじゃなく白目にまで花火がうつります!
平原綾香さんの「Jupiter」にあわせて打ち上がるこのフェニックス、2004年に発生した新潟県中越大震災の復興祈願花火として始まりました。2011年には、東日本大震災により甚大な被害をうけた宮城県石巻市で行われた「石巻川開き祭り」。長岡まつりはいち早く協力を申し入れてフェニックスを打ち上げ、たくさんの人に希望を届けました。
片貝大会の自慢は「四尺玉花火」
世界一でかい花火です。とにかくでかいんです。420kgの花火玉を800メートル上空にうちあげるんです。そんなんだから、そもそも上がるだけで奇跡。現代でも打ち上げに失敗することのある一発なのです。それだけに、観客の期待ときたら!
打ち上がるその「時」がくると、夜空に鳴り響く防災サイレンの音、その後に打ち上げを告げるアナウンス。周囲の拍手と共に盛り上がりが最高潮に達し、カメラを持つ人の緊張感が高まり・・・・そして打ち上げの「ボムッ」という音と共に巨大な玉が打ち上がる!
他の玉とは明らかに違う高さにまで上昇、そして花開く花火の大きいこときれいなこと!感じたこと無い、密度の花火が楽しめます。
まだまだおすすめしたい大会はたくさんありますが、まずはこのあたりの大会をひとつを間近で見てみてください!
きっと何かくるものがあるはずです。
これら大会にかかわらず、どこの花火大会にも花火職人の願いが込められた素敵な「心」がつまっています。
花火は未だそのほとんどが手作りで作られる日本の伝統的な文化です。
そして、たくさんの人にたくさんの笑顔を咲かせる素敵な光の花、それが花火です。
そんな笑顔を咲かせる花火師の皆さんや花火を愛している会場スタッフ、地元の方たちに会いに、
今年は多くの花火大会に足を運んでみませんか?そして感謝のエールを送りましょう!
きっと素敵な出会いがまってますよ。 日本ってすごい!
花火プランのあるおすすめ旅館やホテルを紹介します。