「星野リゾート 界」は、星野リゾートが全国14か所に展開する温泉旅館ブランドです。
2017年12月、新築で再開業した「星野リゾート 界 アルプス」は北アルプスの玄関口、大町温泉郷に位置し、立山黒部アルペンルートやスキーで人気の白馬エリアにほど近い好立地。北アルプスの山々を望むこの宿のコンセプトは「信州の贅沢な田舎を体感する温泉宿」。客室には地元の松崎和紙や上田紬などを用い、囲炉裏も設けらた土間では、田舎体験や昔遊びが楽しめる。
泉岳寺に向かう公道を挟んで、東館と西館にわかれた建物をつなぐのは、雪国ならではの生活の知恵として生まれたアーケード、雁木(がんぎ)。客室は和室、ロフト付き、内風呂付き、離れの4種類で、全48室が“ご当地部屋”の「信濃もてなしの間」となっている。伝統工芸の松崎和紙を使った行灯や信州出身のきりえ作家・柳沢京子氏によるアートワーク、上田紬のベッドライナーなどほっと和める空間に身も心も癒される。
料理は半個室の食事処にていただく、信州の雪解けをイメージした「雪鍋会席」。大皿に色とりどりの料理がのった八寸は、彩りも鮮やかで、日本酒にもワインにもよく合う。お造りは信州サーモン、馬刺し、大岩魚で、海・山・川の幸を取り交ぜ、醤油となめたけ醤油でいただく。
夕食メニューのなかでもっとも目を引くのは、メイン料理の、白い雪をイメージした「雪鍋」。綿あめでできた“雪”に温かい割り下を回し入れると、牛肉と野菜が顔を出す、感動の一品。食事後に出てくる甘味は、オリジナルのご当地甘味(この日はりんごとシャーベット はちみつと山葵の香り)をはじめ3種類から選べるので楽しみも増える。
朝食は、ご当地ジュース(りんごジュース)からスタート。大町は、日本海でとれた海の塩を内陸へと運ぶ“塩の道”の宿場町だったことにちなんで、塩丸いかの煮付けやきのこたっぷりの味噌汁などが並ぶ。
この宿に来たら、ぜひ体験したいのが囲炉裏での「ご当地楽」。大町出身のスタッフ、矢口建夫さんが、囲炉裏でおやきや焼きりんごを焼きながら、昔語りをしてくれる。
チェックイン後、夕食前までの15~19時はおやき、夕食後の19時30分~22時は熱燗と焼きりんご、翌朝6時~は胃腸をやさしく目覚めさせてくれる「おめざがゆ」のサービスを行っている。ちろちろと燃える炭火を眺めながら、雪国ならではの雰囲気を味わえば、どこか懐かしい気分になれることだろう。
そのほか、けん玉やかんじきなど昔遊びの道具も揃っているので、ときを忘れて子ども心で田舎遊びをしてみたい。雪の降り積もった冬には、かんじきで外を歩くアクティビティも実施している。外は寒くても、囲炉裏の火はあったか。他のお客さんと肩を寄せ合って楽しく集えるのもパブリックスペースならではの楽しみ方だろう。
雪国のアーケード“雁木”に沿って建物が並ぶ広々とした敷地内に、小川の流れる中庭やウエルカムスイーツ代わりのおやきを焼く囲炉裏など、客室以外の場所でもゆっくりとお過ごしいただけます。冬にはかまくらやかんじき体験、夏には金魚すくいなどさまざまなアクティビティをご用意して皆様のお越しをお待ちしております。(総支配人の上打田内健三郎さん)
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