出雲の勾玉がこの地で産出される“めのう”を原材料にしていることはよく知られているが、その貴重なめのう1万枚を浴室の浴槽内に惜しげもなく敷き詰めためのう風呂が「神話の湯」「女神の湯」にある。とくに「女神の湯」では、壁一面を覆っためのうの間から、美人の湯と誉れ高い温泉が流れ出てくるという贅沢を味わえる。色とりどりのめのうが光に映える様は見事。名湯とともにじっくり味わいたい。
玄関を入ってまず目を奪われるのが、ロビー奥に広がる築山になった和風庭園。手前には巨岩を配した滝が流れ落ち、手入れの行き届いた庭園の緑とのコントラストを映し出している。松の古木をはじめ、梅やつつじなど四季折々の自然が楽しめる庭園は、築山の上に祀られた観音様までの散策路も整備されているので、湯上りのそぞろ歩きを楽しむカップルも多いとか。紅葉から雪の季節には一段と趣のある景観が期待できる。
お湯を守り続けて200年。特産めのうを贅沢に敷き詰めた大浴場と、ダイナミックな露天風呂でゆっくりおくつろぎください。お食事は日本海の新鮮な海の幸をメインに、旬の食材を使った創作会席をお楽しみいただけます。
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