元治元年(1864年)、京都蛤御門の変で、会津・桑名の連合軍に破れた長州藩は敗走。京都に身を隠すところがない桂は、出石出身の広戸甚助というものに但馬に遁れ時のいたるのを待つことを告げると、快く承諾。船頭姿に変装して、出石に逃れてきた。桂は甚助の旦那寺、昌念寺に潜んだが、会津藩士が桂の行方を探索したので、城崎温泉御所湯前の当館(当時松本屋)に移る。桂は入浴して心身を休め、後のはかりごとをめぐらしたとされる。
ロビー前の展示コーナーや浴室横の資料室などに、ゆかりの美術家や作家の作品を多数展示している。日本画の巨匠、西山英雄をはじめとする、松崎良太、山田毅などの絵画、永沢永信、近藤悠三などの陶器は必見。杉本苑子の書や、司馬遼太郎の未発表作「わが城崎」の原稿も展示。司馬の「竜馬がゆく」執筆のために訪れた宿としても知られる。随所に美術品や書画が飾られていて、館内がひとつのギャラリーのようになっている。
木造3階建ての木の香り豊かな宿です。館内のやさしい雰囲気をお楽しみください。美術品もたくさん展示しています。当館に泊まらずにも、興味がございましたら、ぜひお立ち寄りください。
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