平成16年の台風で被害を受けた菊屋は、平成18年、リニューアルオープンした。ただし、古い建物を活かした形なので、全体としては歴史を感じさせる造りになっている。 玄関を入って廊下を進み、川の流れを眼下に見ながらまずは緑茶のおもてなし。この廊下は、一級河川・桂川の上に渡してあるが、今の時代にはなかなかお目にかかれない様式である。敷地内に広がる客室は、それぞれの特徴を持ち、「季の語り部」「花の語り部」「風の語り部」「月の語り部」そして「離れ草庵」というブロックに分けられ、各ブロックはそれぞれ味のある廊下で結ばれている。中でも庭園を臨む回廊は、菊屋の風情を世に知らしめる特徴あるものゆえ、ゆっくり時間をかけて一巡りしてみたい。
大湯殿「菊風呂」には、和風の情緒を感じさせる重量感があり、露天風呂「朱雀の湯」は、庭木や林が上手に配されて、修善寺の湯をじっくりと味わえる趣がある。2つある貸切露天風呂にも、多くの泊まり客が訪れている。 また、従業員のユニフォーム、特に女性の袴姿にもみられるように、菊屋のすべてが若い人にとっては「目新しさ」「新たな出合い」を感じさせ、40才代以上の人には「懐かしさ」を感じさせるものとなっている。お客様に様々な感動を与える宿・菊屋は、修善寺・桂川をまたいだ佇まいで、きょうも静かに、そして熱くお客様を待っている。
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